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栗山監督の言葉には力があるよね!どんな名言があるっけ?
2023WBCで優勝に導いた栗山英樹元監督の心に響く名言をまとめました。
目次
名言①若者へ伝えたいこと
まずはWBCの開幕前のインタビューから。若者へのメッセージを聞かれて答えた一節です。
今、働き方とか色々言われるじゃないですか。
でも、選手たちは朝まで寝ないで練習してる。それも自ら。
何かを残すためには頑張りきらないと何も生まれない。
なんとなく淡々と無難な人生を歩むよりも、頑張ってみたらすごくいい人生だからみんな頑張ろうぜってことを選手たちから教えてもらったし、WBCで選手たちが若い人たちに必ずメッセージを伝えてくれる。
そういう努力したやつの頑張りってかっこいいんで。それを見てほしいと思います。
それは彼らだからできるんじゃなくてやろうと思った人は必ずできると僕は思ってる。
彼らだからできるんじゃないんですよ、みんな普通なんですよって。
それを感じてほしい。
まさにこの通りになりましたよね。しびれます!!大好きなメッセージです。
YouTubeで見ることができます。9:02頃からです。
名言②一流選手の共通点は自分との約束を守り抜いていること
続いては著書『栗山ノート』からの引用です。
選手、監督、スポーツキャスターとしての経験から、一流と呼ばれる選手に共通点を見出しています。
自分で決めたことはやり通す、自分との約束を守り抜いているのです。
大谷翔平は、最初から「自分ルール」を持っていました。
野球にマイナスになることは、決して自分に近づけなかった。
「人間たるもの、自分への約束を破る者がもっともくだらぬ」吉田松陰
もちろん、選手だけでなく私も、自分で決めたことは揺るがせません
出典元書籍はこちら↓
名言③できるか、できないかではない。やるか、やらないか。
できるか、できないかではない。
やるか、やらないか。
自分で決めてやり続けていけば、最後には何か必ず、大きな答えが出ると信じています。
挑戦し続けなさい。
そして自分を信じ続けなさい。
人は誰しもが大きな力を持っていて、自分がダメだと思った瞬間に終わってしまう。
最後まで諦めず、自分を信じてあげてください
北海学園大入学式で「選手に言い続けてきた言葉をみなさんに送ります」と新入生に伝えた言葉です。
名言④失敗や苦労は人生において貴重な経験となり、将来の糧になる
こちらも『栗山ノート』から。
私の人生は逆境ばかりでした。テスト生でプロ野球選手になれたものの、周囲とのレベルの差に愕然。
どうにか1軍でプレーできるようになると、原因不明のメニエール病を患い29歳で引退。
人生に絶望するような局面をくぐり抜けても、逆境に慣れることはありません。
ですが、失敗や苦労は人生において貴重な経験となり、将来の糧になる。
間違えてもいい、失敗してもいい。
逆境に正面から立ち向かっていきましょう。
頑張っているあなたを助けてくれる仲間が、必ず現れるはずです
華々しいWBCの活躍をみた今だと、栗山さんの人生が逆境ばかりだったというのは少し意外かもしれません。
コーチ経験ゼロでファイターズの監督に就任したときも、大谷選手を二刀流で育てようとしたときも、大きな逆境だったと思います。
それでも前を向け成功できたのは、思考をプラスに切り替えて、苦しみを乗り越えた自分をイメージしながら立ち向かったから。
心に刻みたい考え方です!
「栗山ノート」監督の思考が深すぎた!こんな人におすすめ【レビュー・感想】 「栗山ノート2」内容とレビュー!こんな人におすすめ【感想】名言⑤一切の悩みは比較から生じている
栗山さんが古典を勉強していることは有名ですが、森信三という教育者の「比較を断つ」という言葉をノートに書きとめているそうです。
栗山ノート2ではこう続きます。
私たちの悩みは、同僚や友人との比較から生じるものが多い。
『あの人はこんなことができるのに、なぜ自分はできないのだろう』とか、『あの人には才能がある。自分が頑張っても追いつけない』と、我が身を嘆きます。
自分にないものを持っている人、自分ができないことができる人をうらやましく思うのは当然でしょう。
けれど、『一切の悩みは比較から生じている』ということに気づくと、肩の力が抜けていきませんか。
比較の材料となるものを意識から遠ざけて、自分のしごとに、勉強に打ち込んでいけば、悩みから解き放たれます。
選手としての現役時代の恩師であり、当時の2軍監督の内藤博文さんにも「比べるな」と言われていたそうで、栗山さんの中では人と比べないことは当たり前のことなのかもしれません。
出典元はこちら↓
名言⑥益はなくとも意味はある
『益はなくとも意味はある』
これって、意味があるんですか?
それって、何の得があるんですか?
自分に都合の悪いことや面倒なことがあると、私たちはこんなふうに呟きたくなります。
いつもとは違う仕事や役割を託されると、「自分のやることじゃないのに」とか「どうせうまくいかないんだから、時間の無駄じゃないの」などと、否定的な思考に傾いたりもします。
(中略)
違う仕事を任されたら、どうか嫌がらずにやってみてください。
意外な発見があったり、視野が広がったりしますので。
『益はなくとも意味はある』という一節は、中国古典からの引用だそうです。
栗山ノート2では、岡本和真選手と中野拓夢選手がWBCで複数ポジションの起用に備えていたことが例としてあげられていました。
岡本選手は本来三塁手ですが、一塁手や外野手としての起用も考えていたそうで、実際に代表合流前には外野手のグラブを使った練習も行っていたそうです。
結果的に岡本選手の起用は一塁手になり、栗山さんも申し訳ないと言及していましたが、「自分の仕事じゃないな、やって意味があるのかな」という思考ではなく、とにかくやるという姿勢の大切さがわかるエピソードですよね。
自分の会社員時代は、これ私の仕事じゃないのに・・と何万回思ったかわかりません(笑)
だけど、それでもやることで、周りがそのことを評価してくれたり、自分の勉強にもなったり。
損得勘定だけで動かない!というのはこれからも肝に命じたいです。
名言⑦夢は正夢
栗山さんが色紙に書くときにまず選ぶのが「夢は正夢」という言葉です。
夢は正夢。これが原点。
テスト生でプロに入って、あの(ヤクルト2軍施設の)戸田で暑い中、寒い中、苦しんでいて全然ダメだった時、僕のことを信じてくれた方から頂いた言葉。
夢は正夢にしなければ夢じゃない、夢を持ったって何の意味もない。
それを形にできると信じてやる。
その努力、頑張りが形になった時、自分の、チームの、野球の歴史に、みんなのためになる花が咲く。
それが凄く大事だ、信じてやりなさいというふうな言葉。
これ、WBCの開幕前のインタビューで色紙に書いた名言なんですが、その通りになりましたね。
アメリカを倒して世界一になるという夢。
形にできると信じたからこそ、その夢を正夢にし、歴史を変えました。
まとめ
栗山さんはドラフト外のテスト生としてプロ野球の世界に飛び込み、選手として目立った成績といえばゴールデングラブ賞1回のみ。
コーチ経験もないなかキャスターから日本ハムの監督に就任し、大谷選手を育て、2023年ともに世界一になりました。
ここで紹介した全部の名言につながりますが、夢を持ち、叶うと信じて自分との約束を守り続けること。
それを体現する過程を見せてもらっているようで、勇気づけられます。
栗山さんの日本ハム監督就任までの人生については『栗山魂 夢を正夢に』がより詳しくわかりやすく書かれていました。