「栗山ノート2」内容とレビュー!こんな人におすすめ【感想】

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栗山ノート2ってどんな内容?WBCのことはどのぐらい書いてあるの?

栗山ノート2の内容は

前作『栗山ノート』と同様、古典から学びを得る栗山さんが自身のノートに書きとめている一節とともに、実際のエピソードが語られています。

WBCの監督を打診されなぜ引き受けるに至ったかに始まり、選手の選考過程、キャンプ、強化試合、そしてWBC本大会での選手スタッフとの舞台裏が綴られた一冊です。

どこかの新聞やメディアで出たものをまとめたものではなく、栗山監督自身が丸々一冊、WBCについて書き下ろしている贅沢な記録ともいえます。

きこ
きこ

監督の頭の中をここまで見せてもらえるなんて!そんな監督今までいない!

実際に読んでよかったところ

①知らないエピソードがまだあった

WBCについては、連日ニュースで報道されていたし、栗山さんも結構インタビューに出られていたので、村上選手を信じたところとか、最後は大谷選手で締めようと思っていたとか、おおよその出来事はそのまま書かれているなという感じなんですが、こまかーいエピソードはまだ知らなかったものがいくつかありました。

例えば、鈴木誠也選手がケガで辞退になったときに、栗山さんとこんな熱いやりとりがあったんだなということ。

あとは、移動中に大谷選手が見せた2つの気配りとか。

テレビとか映画だと時間に限りがあるからメインのエピソードに偏りがちですけど、より選手のことを好きになるような裏話が読めるのが、書籍ならではだなと思いました。

②源田選手の感情が溢れた栗山監督の一言

源田選手が1次ラウンドの韓国戦で骨折をして、それでも試合に出るんだという気合と、それに応えた栗山さんのエピソードは、侍ジャパンのドキュメンタリー映画「憧れを超えた侍たち」でも取り上げられてて結構有名な話ですよね。

もちろん私もそのエピソードは何度も聞いたし観たし、その度に感動していました。

それでも!!また!!!栗山ノート2を読んで泣かされましたよ(泣)

ぜひ本で読んでほしいのでネタバレは回避しますけど、栗山さんが源田選手に何を聞いても「大丈夫です!」の一点張りでそれしか言葉が返ってこなかったんですって。

大丈夫なのはわかるけど、実際のところどうなのか、冷静に判断しなければならないのに話が前に進まなかったと。

そこで栗山さんが源田選手に伝えた一言がね、とっても良くて(泣)

その一言をきっかけに源田選手も感情が溢れて、涙ながらに胸の内を話してくれたことで、残すという決断ができたそうです。

この一言もね、私が知る限りでは他では語られていなかったかなと思います。(違ってたらごめんなさい)

この源田選手とのエピソードは『栗山ノート2』の第4章 WBC1次ラウンド 貫く に記載されています。

③付箋を貼った箇所15個以上。「さあ、いくぞ」の意味

今回もいいなと思ったところに付箋を貼っていったら15箇所以上になりました。笑

そのうちの一箇所を引用させていただきます。

第4章 WBC1次ラウンド 貫く より(P143)

これからどういう結果が待ち受けているのかを考えると、不安が頭をもたげたりします。

けれど、できる限りの準備をして、これから勝負ができる幸せ、高揚感を味わったら、たとえ失敗してもまた勝負に挑めると思うのです。

私たちの人生には、重要な局面があります。

進学するための受験や就職試験はもちろんですが、この仕事を成功させたら昇進できるとか、この試合に勝ったら全国大会に出られる、といった勝負の場面です。

成功するか、失敗するかにとらわれることなく、自分が為すべきことを達成するために頑張る。

「さあ、いくぞ」と心を奮い立たせて出かけましょう。

WBCでも試合開始前の円陣で、「さあ、いくぞ」という掛け声を何度か耳にしました。

この一節を読んで、失敗するかもしれない、うまくいかないかもしれない、そんな思いを振り払って重要な局面に挑むのだ!と気合の入るいい言葉だな〜と感じました。

(選手はそこまで考えて発してるわけじゃないかもしれませんが笑)

私も今後勝負があった際には、WBCの円陣の掛け声を聞いて、「さあ、行くぞ」と自分を励ましたいです。

前作『栗山ノート』との違いは?

やはり、2023のWBCについてのエピソードが一冊を通して書いてある点で大きく異なります。

構成は前作と同じで、栗山さんがノートに書きとめている古典の一節を引用し、栗山さんなりの解釈があり、実際のエピソードとともに綴られています。

2の発売前は、前作にWBCのエピソードをちょっと足しただけで再編集したのかなと思っていたのですが、全然そんなことはなく、一冊丸々2023WBCの話です!

私は両方読みましたが、特に大きく重複している箇所はない印象で、2冊とも全く別物として楽しむことができます。

前作のレビューはこちら↓

「栗山ノート」監督の思考が深すぎた!こんな人におすすめ【レビュー・感想】

購入をおすすめしない人

・目新しい情報を知りたい人

WBCについてのニュース、特番、雑誌など一通り目を通している人には、大きな新しい情報はないかもしれません。

ただ、一通り目を通している私でも、これは知らなかったなという細かいエピソードは結構ありました。

・栗山監督の考え方に共感できない人

基本的に書いてあるのは栗山さんの考え方なので、WBCについてや選手については知りたいけど、栗山さんはなんか好きじゃないんだよなという方にはあまり向かないかなと思います。

こんな人におすすめしたい

・何度でもWBCの感動を味わいたい人

時系列に綴られているので、WBCをまた味わいたい!振り返りたいという方には臨場感があって面白いと思います。

・細かいエピソードまで興味がある人

結構メディアで報道されていないこまかなエピソードがちょこちょこ出てきました。

実は選ばれていないけどメジャーリーガーのあの選手と選考前にこんなやりとりがあったんだ、とか、ダルビッシュの気遣いは報道以上だなと思ったりなど。

細かいところまで知りたい!興味ある!という方は隅々まで楽しく読めます。

・前作『栗山ノート』を読んで面白かった人

前作を読んで栗山さんの哲学が勉強になった人は、今作も漏れなく読んでください!!!

まとめとおまけ【無料で読む方法】

栗山ノート2は、2023年7月18日に発売され、現在全国の書店やAmazon、楽天などで購入することができます。

紙の書籍でもKindleでも値段は同じ1,650円。

AmazonAudibleの聴き放題対象作品でもあります。

無料の30日間お試し期間があり、無料期間内に解約も可能なので、実質無料で「栗山ノート2」を読むことができます。

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