「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」こんな人におすすめ【レビュー・感想】

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大谷翔平選手を見ていて、こんなことを感じたことはありませんか?

今や世界一の選手とまで言われるけど、なんであんなに活躍できるんだろう?

子どもが大谷選手みたいに育ったらいいなぁ

WBCをきっかけにもっと大谷選手を知りたい!と感じた方も多いかと思います。

そこで、大谷選手自身が【僕のこれまでが詰まった一冊です】と評する本「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」を読んでみましたのでレビューします。

購入を迷ってる方の参考になれば嬉しいです!

本「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」とは

2018年3月16日に発売された内容に、文庫版のための追記「大谷翔平、探求の旅を続ける」を冒頭に追加し、2020年4月に文庫化された本で、大谷翔平選手の人間性と野球への情熱が描かれています。

本書は、大谷選手本人はもちろんご両親、花巻東高校の佐々木洋監督、日本ハムファイターズのスカウトディレクター、GM、そして栗山英樹監督など10年におよぶ丁寧な取材をして見えてきた彼の内面や、素顔に迫る貴重なエピソードが満載。

彼の野球への情熱や努力、チームメイトやコーチとの関係性、さらには彼の人間的な魅力や人格形成についても探求されていて、大谷選手も【僕のこれまでが詰まった一冊です】と表現しています。

購入したきっかけ、本書を選んだ理由

大谷選手について書かれている本って結構出ていて、どれがいいのかなと決めかねていたんですよね。

本屋でいくつか立ち読みするなかで、以下の4点を満たすものがいいなと思いました。

  • 成績とかが知りたいわけではなく、大谷選手の人となりが知りたい
  • 菊池雄星選手の本を読んでいたので花巻東高校の指導にとても興味があった
  • ある程度大谷選手に近い人がちゃんと本人に取材して書いている本がいい
  • メジャーに行ってからの話も少し聞けると嬉しい

そこで佐々木亨さんというスポーツライターの方が書いた「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」を選びました。

実際に読んだ感想/WBCのあの名言も、あのプレーも昔からやっていた

実際に読んでみて、読む前に抱いていた、こんなことが知りたいな〜という上記4点はばっちり満たしてくれました!

そして大谷選手はいい意味で昔から変わってない!全くブレない!

やはり大谷家と花巻東高校時代が今の大谷選手の土台を作ったんだなーと。

例えば、WBCの決勝の日の円陣で大谷選手が発した、「憧れるのはやめましょう」という言葉。

「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」

侍ジャパンの映画のタイトルにまでなりました。

実は高校時代に佐々木監督が、このように指導していたそうなんです。

「思考の在り方として、『雄星さんのようになりたい』という考えは持たないようにと大谷に言いました。

『誰かみたいになりたい』という考えでは、その人を上回ることはできない。

『超えたい』と思わなければダメなんだということを言い続けました」

(補足)菊池雄星について

岩手県盛岡市出身のプロ野球選手。花巻東高校では大谷選手の3学年上にあたり、センバツ準優勝、夏の甲子園でもベスト4と岩手県内にフィーバーを起こした。6球団競合指名の末、埼玉西武ライオンズに入団、現在はMLBトロント・ブルージェイズに所属しメジャーの舞台で活躍している。

高校生のときから、成功するためには、憧れるのではなく、超えるために必要なことを考え、実行しなければ成し遂げられないということが、染み付いていたんですね。

このマインドがあったから「憧れるのはやめましょう」は生まれたんだなと感じました。

他にも、WBC準々決勝のイタリア戦で、大谷選手がセーフティバントをして相手の意表をつき、一気に流れを引き寄せたプレーがあったと思うんですが、これも同じようなプレーを高校生時代にすでにやっていたというのです。

きこ
きこ

現地観戦していた私も、思わず「えっ!?」と素で声を発してしまうほど驚いたプレーでした

当時から、自分が打ちたい欲よりも、チームの勝利を第一に、広い視野を持って必要なことを判断する柔軟性があったんですよね。

佐々木監督も大谷翔平を一言で表すシーンの一つとしてよく覚えていると記されています。
(詳しくは、第三章 黄金の国、いわてに記載)

名言も名プレーも、WBCという大きな大会だから生まれたのではなく、大谷翔平選手が昔から持っている考え方やプレースタイルがわかりやすく出ただけなんだなあと。

マスコミをはじめ見てる側が持ち上げて話題にしているけれど、当の本人にとってはなにも特別なことではないのだなということがよくわかる内容でした。

きこ
きこ

大谷家と花巻東高校の教育がただただ素晴らしい・・

大谷選手のご両親の考え方もとっても勉強になるので、これはまた別で記事を書きたいと思います!

購入するデメリット/おすすめしない人

以下の方にはおすすめしません。

・大谷翔平の”今”を知りたい人

ここまでの選手になった原点とその環境に言及されている部分がとても多いです。

全六章のうち、第二章は大谷家でのこと、第三章は、花巻東高校時代のこと、第四章は北海道日本ハムファイターズ時代のことに焦点が当てられているので、ここ2、3年の直近の大谷翔平が知りたいんだ!という方には不向きかもしれません。

・大谷選手本人の言葉だけが聞きたい人

本書は周囲への丹念な取材が特徴でもあるので、周りの人々のかかわりには興味がない、大谷選手本人の言葉だけをひたすら浴びたい人はちょっと物足りなさがあるかも。

・WBCのことが聞きたい人

この本は2020年に追記されて文庫化されているので、第5回WBCのことは書かれていません。

WBCのことが知りたい方はNumberなど特集雑誌を買いましょう

こんな人におすすめしたい!買って損しない人

「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」をおすすめしたいのは…

・大谷選手の魅力、活躍の原点を知りたい人
 本当に詳しく、具体的なエピソードとともに書かれています。
 ミーハーじゃないよ、他の人よりよく知ってるよ感すら出せるかもしれませんw

・大谷選手が活躍できる要因を知りたい
 こういう考え方・マインドを持っていて、だからこそのあの行動と結果なのだなと、つながります。

・大谷選手みたいな子どもが育ったらいいなぁと思っている親御さん、指導者
 本記事ではあんまり紹介できていないのですが、子どもに関わる上でとっても大事な考え方だなと感心する部分もとっても多かったです。

4.4と高評価のAmazonレビューではこんな声も上がっていました。(2023/5/27時点)

「大谷選手の生い立ちから活躍に至る内容が手に取るようにわかった」

「今後の大谷選手の活躍に期待が持てて、生きる楽しみを見つけた」

「丁寧な取材で著者の本気も伝わる。読み応えある一冊」

まとめ

この本を読んでよかったのは、

大谷選手はこういう考え方だから、成功しているんだな。

そして、ご両親や花巻東高校の佐々木監督、栗山監督や日本ハムのスタッフなど周りがその個性をこういう風にして磨いてきたんだな。

ということが、よく理解できたことです。

きこ
きこ

世界のオータニ、ここにあり!

「本当にいいタイミングで、いい指導者、いい方々に出会ってきたー」

大谷選手自身が元々持っていた魅力と、それに影響を与えた周囲の方々の働きかけには、日頃の私たちの生活のヒントになるようなことがたくさんありました。

「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」は書店の他、楽天やAmazonなどネットでも購入できます!

まだまだ売れているので楽天ブックスだとタイミングによっては在庫がないことも。

AmazonのKindleなら約100円安く読めます!

以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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