
栗山監督は理想のリーダーだよな〜。一体どんな本を読んで勉強してるんだろう?

栗山さんは成功者からの学びをノートに書き留めているみたいだけど、どんなところからそのヒントを得るのかな?
こんな疑問にお答えします。
目次
栗山監督おすすめ本7冊
栗山監督の愛読書として最も有名なのがこの『論語と算盤』ですね。本が擦り切れるぐらい読み込んだといいます。
ここでいう「論語」とは道徳、「算盤(そろばん)」とは利益を追求する経済活動=商売のこと。
『論語と算盤』は、渋沢栄一の「利潤と道徳を調和させる」という、一見相反する道徳と利益追求を両立させるために重要な考え方が綴られています。
日本ハム監督時代、入団選手全員に配っていたそう。
論語とは「中国の思想家、孔子の教えを弟子たちがまとめたもの」です。
その孔子と弟子たちのやりとりを、わかりやすい言葉で物語にしたのがこちら。
栗山監督も「論語の言葉は分かりづらいけど、こういう考え方はいいねと思える。ぜひ、読んでみて」と太鼓判を押します。
栗山監督自身が論語と算盤の教えを本にもしています。
個人的には子ども向け学習まんがシリーズがわかりやすくて、子どもと一緒に読みたい!と思いました。
こちらも日ハム監督時代に、新入団選手に贈ったという1冊です。
人生において大切にしたい言葉や考え=人生論がまとまっています。
基本的には古典の一節を噛み砕いて書かれていますが、イチロー選手の夢への覚悟が伝わるエピソードなんかも載っています。
一つ一つのエピソードが簡潔で短く読みやすいので、自分にとって必要なところだけという読み方もできます。
人間とは何か、人生とは何かを問う本です。
栗山さんいわく「約100年前に書かれた本なんだけど、昨日書いた様な本なんだよ。ズバズバと『お前ちゃんとやってるか』みたいに言われるような本。けっこう読むの大変です」

レビューですら書かれていることが難しかったw
江戸時代の書物「葉隠」に記された武士道精神を解説した1冊。
こちらも読むと襟を正してくれるのだそう。
この本のCDを毎日移動中2時間聞き、100回以上は聞いたと以前インタビューで語っていました。
経営現場で実績をあげた数々の手法を中国古典と紐づけて解説。
経営する立場の人、組織をまとめる立場にある人にとって参考になる1冊です。
前述の「人の用い方」より前に刊行されたのがこの社長の帝王学です。
本は、過去何千年もの間に、人が生きたデータをそのまま残しているものです。それを学ぶべきだと井原さんは教えてくれました。何千年もの歴史の間に、僕と同じような悩みを持っていた人が必ずいたはずで、そこを探しきれるかどうか。だから長く語り継がれているものを学び続けています。それが井原さんの『人の用い方』や『社長の帝王学』です。
【特別対談】WBC日本代表 栗山監督の『人の用い方』https://plus.jmca.jp/aidoku/post-15448.html
社長だけでなく、全ビジネスマンの参考になる!というレビューもあり。
苦手意識がある人が古典を学ぶには?
ここまで読んで分かる通り、栗山さんは「古典」から学びを得ているんですよね。
古典とは『四書五経(ししょごきょう)』『論語』『易経(えききょう)』『韓非子(かんぴし)』など何千年も前に書かれた書物のことです。
日本ハムの監督に就任して、組織論、リーダー論などビジネス書を読んで勉強したときに、偉大な経営者はみな古典にあたっているという共通点を見つけたことがきっかけのようです。
最新の著書である『栗山ノート』『栗山ノート2』でも古典の言葉を引用しながら、監督業に活かしていることが書いてあります。
↓栗山ノートに出てくる古典を私がメモしたものです(笑)

あの栗山さんが言うんだからと、古典を勉強したい気持ちもありつつも、私自身難しくて読みにくそうな文章は苦手で、どうもとっつきにくそうなイメージがありました。
もっと手軽に、わかりやすく学べるものはないのかな〜といろいろ探してみたところ色々出てきたので、古典に苦手意識を持つ私でも勉強しやすいコンテンツを紹介したいと思います。
コロナ禍でおうち時間が増えたときに、当時日ハム監督だった栗山さんが、動画で解説されています。
論語①②、易経①②、自助論①②、孫子の兵法①②、論語と算盤①②、寺子屋とは①②、実語教①②、童子教、三字経と16本も。
小中学生向けの内容ですが、教員免許を持っている栗山さんの講義がわかりやすくて大人が聞いても面白い!
動画のコメント欄も絶賛の嵐でした。
シリーズ第一弾の論語の動画リンクを貼っておきます!
ドラえもんのはじめてシリーズも漫画もあってわかりやすかったです。
ドラえもん好きのお子さんがいたら一緒に楽しめそう。
Amazonの孔子カテゴリでベストセラーとなっていたのがこちら。
大人が読んでもOKという評価もあり。
初めて触れる人はここで大枠を理解してから、栗山さんおすすめの本に進んでもいいかもしれません。
子ども向けだと簡単すぎるのでは?という方には、ビジネス理論で解説しているものもあります。
学者や専門家でない、元サラリーマンの方が書く1冊。
レビューの数こそ少ないのですが、4.7と高く、内容もよさそうなので気になっています。
まんがの方が理解しやすい方向け。
まとめ
栗山さんのおすすめ本を列挙すると、いかに古典をよく勉強されているかが伝わってきますよね。
古典に全然触れてこなかった私ですが、栗山さんの言葉を聞いたり、大谷選手をはじめとする選手の育て方を見たりすると、その原点が知りたくなります。
栗山ノートやYou Tubeの寺子屋ファイターズを見て、興味を持った古典があれば子ども向けの本にチャレンジして全体をつかんでから栗山さんのおすすめ本に挑戦してみたいなと思っています!
WBCで世界一になったあとに書かれた最新本が『栗山ノート2』です
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